周庭がなぜ逮捕に?誰にでもわかりやすく解説!【アグネスチョウ】

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周庭さんはそのかわいらしいルックスから「民主の女神」として香港の自由を訴え続けていましたが、8月10日に香港当局に逮捕されたニュースが飛び込んできて、世界中に衝撃が走りました。

その際、日本からもハッシュタグをつけて抗議の声がSNSを通じて拡散されていましたね。

無事保釈されてとりあえず安心しましたが、なぜ周さんは今回逮捕されてしまったのでしょうか?

ニュースだけ見てても政治用語がたくさん出てきてわけわからーんとなってしまいますよね。そんな方たちのためにわかりやすく解説しています♪

◯記事内容◯

・周庭はなぜ逮捕されたのか?

・逮捕されるのがなぜ周庭でなければいけなかったのか?

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周庭(アグネスチョウ)はなぜ逮捕されたのか?

香港が中国と対立していることが発端

そもそも同じ国のようですが、実は香港は「特別行政区」と言って、中国とは独立した別の法律で統治されている地域となります。まるで別の国のような感じです。

それはなぜかというと、香港は1898年から99年間(1997年まで)、イギリスが統治していたからです。1997年にイギリスから中国へ返還されますが、その際中国はイギリスとある約束をします。それは「これから50年間は香港の民主主義を継続する」ということでした。

これを「一国二制度」といって、中国は共産主義ですが、香港はイギリス統治時代と同じ民主主義でいられるということです。

※共産主義:すべての人が労働者となり平等な世界を目指す世界です。もちろんこんな世界実現出来るはずもなく。頑張っても頑張らなくても皆平等ってやつです。自由がなく全て国が決めてしまうんです。やる気もなくなりますね。
※民主主義:国民が主権を持ち、自らの手で、自らのために政治を行う立場。国民が自らの自由と平等を保障される世界。

しかし、香港が民主主義のままでは香港を思うようにコントロールすることが出来ないですよね。

そうです、中国は香港が目の上のたんこぶだったんです。香港が国際社会と繋がり、中国本土の勢力を上回ること恐れたんですね。(中国は香港も、最終的には台湾も統一することを狙っているのです。)そこでまず中国は香港の選挙制度に手を出してきます。

香港を実質中国が支配する仕組み

香港の住民を代表する人たちを「選挙委員」と言い、その選挙委員が香港のリーダーを決めることになっています。そして選挙委員の過半数は中国共産党関係者で結成するよう仕向けました。そうするとどうなるか?

あたかも正当に選挙で選ばれた人たちは、蓋を開けてみれば中国政府関係者なので、香港の政治も中国政府の手中に収まってしまうということになるんです

これでは香港の自由な民主主義はどこへやら。

イギリスとの約束はどこへやら。

香港市民の民主化デモ

これに怒った香港市民が2014年頃から行った運動が「雨傘運動」なのです。

そして、周庭さんも雨傘運動に参加していました。周庭さんはアニメやアイドルが好きなどこにでもいる普通の23歳。インスタだって普通にやっています。

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– 愛你們。❤️

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またまたとってもかわいいんですよね。本当にかわいらしくて人々の目を惹くんです。

SNSを使って、香港の現状を世界中へ発信し注目されてきました。親日家でもあるので、日本では人気がありますね。

これらの活動を通して、ルックスも相まって徐々に周庭さんの知名度が上がり、中国政府からも目をつけられるようになります。

デモに対抗する香港国家安全維持法

このような民主化デモに中国政府が対抗したのが、

2020年6月30日から施行された「香港国家安全維持法」の可決です。

略して国安法は欧米でも取り入れられている法律のうちにひとつ。2015年には中国も取りれました。

中国の国安法では、守られるべき国家安全の定義⇒「政権や国としての主権、領土などに危険がなく、国内外からの脅威にさらされていない状態」としています。

また、取り締まる対象を「国家分裂、反乱の扇動、政権転覆、外国勢力による国家破壊工作など」としていることで、中国共産党の政治に批判的な民主派の活動をする人や人権を主張する弁護士などが次々と逮捕されました。国安法施行の7月9日以降に起きた出来事なので、これを709事件と言います。

欧米は国安法を国民が安心して生活が出来るように制定されて運用されていますが、中国では共産党が国民を思い通りに支配するための手段として運用されているのです。

こんなことがまかり通っているなんて許しがたいですよね。

しかし、この香港版が2020年6月30日に可決されてしまったんです。

そして、目をつけられていた周庭さんは取り締まる対象とみなされ、8月10日中国警察に逮捕されました。

なぜ周庭でなければいけなかったのか?

活動家は周庭さん以外にもたくさんいるのになぜ周庭さんが逮捕されたのでしょうか?

それはおそらく、発信力と影響力が大きく、民主化デモ活動に参加している人たちの情報を多く掴んでいると思われたからです。まだ若いので恐怖を与えたり、はたまた甘いワナを仕掛ければ寝返って民主化活動家のなんらかの情報を提供するだろうと思われたからという情報もあります。

逮捕は見せしめの効果を狙ったのか、すぐ保釈となりましたが、未だに逮捕理由がはっきりしていません。

保釈後、周庭さんは「自分が逮捕される理由など全く無い」とし、一貫して香港のために戦う姿勢を見せています。

今回の逮捕で抗議の声が世界中から届いたと言いますね。特に日本からも芸能人を始め多くの人がハッシュタグをつけて抗議しています。

今後またどうなるか不安でしかありませんが、SNSで世界的に支援をお願いしている周庭さんの身になにかあれば、そのニュースは世界に発信され、中国が批判を浴びるのは間違いなさそうです。

周庭がなぜ逮捕されたのか:についてのまとめ

中国政府は周庭さん逮捕によって世界の反応をどう見ているか気になりますね。今後も亡命などせず香港に残って活動するということです。どうか彼女に危険が降りかからないことと、香港の明るい未来を祈るばかりです。

・周庭は香港国家安全維持法施行により逮捕された!

・逮捕されるのがなぜ周庭でなければいけなかったのかというと、影響力が大きく、情報も多く保有していることから目をつけられた可能性が高い!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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